columnコラム

夢を持つこと、そしてそれを必ず実現させること

夢を持つこと、そしてそれを必ず実現させること

【夢を持つこと、そしてそれを必ず実現させること】先日は私の愛してやまない、そして心から尊敬している私の大学時代の恩師である亀田尚己教授と過ごしました。亀田教授は、私が大学時代に学んだ「国際商取引」「国際ビジネスコミュニケーション」分野においての第一人者であり、教授として教鞭を執られる前は、音響機器メーカーの代表として世界中でビジネスを繰り広げられてきた方です。私自身、教授の下で学び、現在私が行っている人材支援業を在学中に志すきっかけとなり、現在に繋がっていると実感しておりますが、これはまた別の機会でお話しできればと思います。教授が常々私に伝えてくれたことは「夢を持つこと、そしてその夢を周りに伝えて、必ず実現させること」でした。実際に教授はかねてからの夢であった経営者になること、そしてその経験を活かして教授になることが夢であることを周りに伝えていたそうです。「一つを叶えるのでさえ大変なのに、二つも叶えようとするなんて無理だ!」と中には真っ向から否定してくる人もいたようですが、それ以上に周りに伝えることで自身をサポートしてくれる人たちが現れ、何よりも自分に対するコミットメントを言語化することでその夢を必ず実現させようという気持ちを原動力にされていたようです。教授の話にはいつも夢とロマンがありました。総合商社に勤めていたお兄様の影響もあり、若い頃から世界を雄飛して、世界中の人たちとビジネスをしたいと考えるようになったそうです。そのためには、自らの英語力をブラッシュアップさせると考えるに至り、当時海外留学が難しい時代において、修道院に通うことを決め、そこで出会ったアメリカ人の修道士から英語を教わるという方法で英語を勉強したそうです。そこから音響機器メーカーに就職し、ビジネスマンとしての頭角を現し、瞬く間に同社の代表に就任するまでになりました。ちょうど就任のタイミングで身内の不幸で最愛の方を亡くしてしまい、また経営が暗礁に乗り上げてしまうことも幾多もある中で最終的に第二の夢である教授への道が開き、私をはじめとした多くの学生にとっての憧れのロールモデルになるまで至りました。これを私たち自身に置き換えると、漠然としている夢を言語化することではっきりとさせることができる、そして夢に期限をつけることで「目標」となり、それが自分自身へのコミットメントにできるということだと思います。私たちは忙しくしている日々の中で、ついつい夢や目標を見失いがちになりますが、今一度自分を見つめ直す機会をつくり、自身の人生で実現したかったことを言葉にしてみるということからスタートさせて良いのかもしれませんね。(敬愛する亀田教授と、嵐山の街並みを臨む常寂光寺にて)